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2010.03.07

桜庭一樹●お好みの本、入荷しました――桜庭一樹読書日記

20100307sakurabaokonomi

夫がいったいなにを書いてるのかというと、どうも、お世話になった人たちに結婚を報告する手紙らしい。確か先月ぐらいからずっと書いている。〔…〕

ラスト2行の結びを考え始めたのが今夜12時ぐらいのことだった。そのころわたしはすでに読書タイムに入っていた。で、いま1冊、読み終わった。時計を見上げる。絶句する(ま、まだ書いてる……?) 。〔…〕

あれ、そういえば……と、急に、ある作家さんのインタビューを思いだす。

確か芥川賞受賞のときので、エンタメ小説を書いていたときと比べて、純文学を書くようになったら、大丈夫かなあと不安になるぐらいゆっくりに変わった、と、微妙なニュアンスはうろ覚えだけどだいたいこんな感じのことを語られていた。〔…〕

これを読んだとき、ほんの一瞬、なるほど、早く書くとエンタメで、ゆっくり書くと純文なのかな、と単純すぎる区分が思い浮かんだ。

この理論でいくと、夫が書いている手紙は純文で、わたしが書いてる小説エンタメということになる。

うーん。なるほど。 

――20094月某日

●お好みの本、入荷しました――桜庭一樹読書日記|桜庭一樹|東京創元社|ISBN9784488024529200912月|評=○

<キャッチコピー>

作家サクラバカズキは、本と一緒にお風呂に入る。毎日毎日本を読みつつ、ラスベガスへ、アイルランドへ、そして鳥取へ、稀代の読書魔は世界をめぐる!そして突然の結婚に至るまで。

<memo>

編集者をまじえ“チーム・サクラバ”ますます快調。

桜庭一樹■ 桜庭一樹読書日記――少年になり、本を買うのだ。

桜庭一樹■ 書店はタイムマシーン――桜庭一樹読書日記

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