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2010.09.25

「選択」編集部●日本の聖域(サンクチュアリ)

20100925

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妊婦をはじめとする患者のたらい回し、医療過誤、薬害や海外新薬がなかなか使えるようにならない「ドラッグラグ」など、厚生労働省に由来する問題は枚挙にいとまがない。〔…〕

この事態の主犯たる「医系技官」とは、医師・歯科医師の資格を有し、医療や公衆衛生等の分野で活動する厚労省採用の国家公務員である。〔…〕

原則として臨床経験5年未満(以上ではない!)でなければ採用されず、臨床現場に戻らない終身雇用が前提なので、臨床医師として患者に対して責任を取った経験を持たない人間がほとんどだ。

「医師として、一本立ちできなかった」

このコンプレックスの裏返しか、医療現場をとにかく統制しょうとする発想が、制度設計ににじみ出る。

驚くことに、医系技官は約250人も存在する。

――厚労省「医系技官」 医療荒廃の罪深き元凶

●日本の聖域(サンクチュアリ)|「選択」編集部|新潮社|ISBN9784103244219201004月|評=○

<キャッチコピー>

病理はここにあった――。この国の中枢を担う組織や制度の“アンタッチャブル”を、白日の下に晒す! 会員制情報誌「選択」の驚愕連載を一冊に。

<memo>

「人工透析ビジネス」の内幕患者は病院で作られている。厚労省の犯罪「ドラッグラグ」――助かる病人を殺している。瀕死の「国立がんセンター」―厚労官僚が「倒産の危機」に追い込む。……など厚労省への舌鋒は鋭い。

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