« 高任和夫●敗者復活戦 | トップページ | 川上弘美●句集 機嫌のいい犬 »

2010.11.19

斎藤美奈子●ふたたび、時事ネタ

20101119

*

あの『広辞苑』が10年ぶりに改訂され、12日、第6版として発売された。〔…〕

〈いけ-めん【いけ面】(「いけている」の略「いけ」と顔を表す「面」とをあわせた俗語か。多く片仮名で書く)若い男性の顔かたちがすぐれていること。また、そのような男性)

突っ込みどころ満載。まず「いけ面」という表記が微妙。〈多く片仮名で書く〉との但し書きがついてはいるものの、見出し語は「イケメン」じゃろうて。それに「めん」はほんとに「面」なのか。「メン(Men/Man=男)」の意味は入ってないのか。

さらに問題なのは(「いけている」の略)といっているのに、肝心の「いけている」が『広辞苑』に載っていないことである。〔…〕

などと思案しながらふと見れば、〈俗語か〉と「か」をつけて断定を避けている。

『広辞苑』、意外に弱気だ。

ちなみにネット上のフリー百科事典「ウィキペディア」に載っていた「イケメン」 の説明は〈日本語で「美男子」を指す俗語〉で、こっちのほうがずっとわかりやすい。

さらに111日以降はウィキペディアにも新しい情報が加わった。〈広辞苑第6版では「いけ面」という表記〉。『広辞苑』、からかわれてます。

――「『広辞苑 第六版』をのぞき見すると」

●ふたたび、時事ネタ|斎藤美奈子|中央公論新社|ISBN9784120041310201006月|評=△

<キャッチコピー>

安倍首相のもと自民党が参院選で大敗した2007年、福田・麻生政権迷走の2008年、鳩山連立内閣が誕生した2009年、そして…ニュースは最終回のない連続ドラマだ。激動の3年を斎藤美奈子が一刀両断。『婦人公論』人気コラム、単行本化第2弾。

<memo>

時事ネタの単行本化は無理がある。さらに文庫化はムリムリ。しかし厚顔にも……。

斎藤美奈子■ たまには、時事ネタ

斎藤美奈子◆文芸誤報

|

« 高任和夫●敗者復活戦 | トップページ | 川上弘美●句集 機嫌のいい犬 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 斎藤美奈子●ふたたび、時事ネタ:

« 高任和夫●敗者復活戦 | トップページ | 川上弘美●句集 機嫌のいい犬 »