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2010.12.17

梅棹忠夫/小山修三●梅棹忠夫語る

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 どこかでだれかが書いていたんだけど、「梅棹忠夫の言ってることは、単なる思いつきにすぎない」って。

それはわたしに言わせたら「思いつきこそ独創や。思いつきがないものは、要するに本の引用、ひとのまねということやないか」ということ。〔…〕

 わたしには引用がない。誰それがこう言ったというのがない。〔…〕学問とは、ひとの本を読んで引用することだと思っている人が多い。

それで、これはむかしの京大の教授だけど、講義のなかで、わたしを直接名指しで、「あいつらは足で学問しよる。学問は頭でするもんや」って言った人がいた。

頭でするもんやということは、ひとの本を読めということやな。「あいつらは誰も引用していない。こんなのはだめだ」と。そういう言い方を講義のときにしたという話を聞いたことがある。

●梅棹忠夫語る|梅棹忠夫/聞き手・小山修三|日本経済新聞出版社|ISBN9784532260972201009月|新書|評=△

<キャッチコピー>

他人のまねをして何がおもしろい?─未知なるものにあこがれ、自分の足で歩いて確かめ、自分の目で見て観察し、自分の頭で考える。オリジナリティを大事にして、堂々と生きようやないか!閉塞感・不安感に満ちた現代日本人に向け、「知の巨人」が最後に語った熱きメッセージ。

<memo>

「博士号は足の裏についた飯粒や。取らな気持ち悪いし、取っても食えん」(本書)

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