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2011.01.03

吉田修一◎横道世之介

20110103

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睦美が一人娘の愛ちゃんを大切に育ててきたことは知っている。学校選びを含め、愛ちゃんの人生にとって「大切なもの」を与えてやろうと必死になっている。

もちろんとても素晴らしいことだと思う。しかしこの仕事を始めてからつくづく思うのだが、大切に育てるということは「大切なもの」を与えてやるのではなく、

その「大切なもの」を失った時にどうやってそれを乗り越えるか、その強さを教えてやることなのではないかと思う。

◎横道世之介|吉田修一|毎日新聞社|ISBN9784620107431200909月|評=○

<キャッチコピー>

なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像。

<memo>

おそらく1988年の東京、長崎から法政大学に入学するために上京してきた若者を主人公に、ありふれたエピソードの1年間を描いたもの。ありふれているゆえになつかしく、多くの若者の共感を得たらしい。登場人物の20年後がときどき挿入され、終章にいたってピースが出揃い、みごとに吉田修一的世界が完成する。

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