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2011.03.16

北方謙三◎水滸伝13・白虎の章

13

*

「見えている。宋という国の終りが、袁明には誰よりもよく見えていると思う

「それでも、闘うのですか

「人とは、そういうものだ。それぞれが、生きていこうと思った場所がある。そこを動くことは、生きることを否定する場合でもある、と私は思う

「袁明は、宋とともに滅びようとしているのでしょうか?

「たやすくは、滅びない。人がたやすく死ねないように

「たやすく死ぬ場合もあります

「その人間の時が来れば。それは、おまえの言う通りだ。しかし、時が来なければ、容易に死にもしない

「わかります、それは。というより、実感になってきている、と言っていいと思い

「死なぬ自分を、憐みながら見ている場合もあるのだ、樊瑞

袁明のことか、公孫勝自身のことか、樊瑞にはよくわからなかっ

 ──「地退の星」(公孫勝と樊瑞)

◎水滸伝13・白虎の章│北方謙三│集英社│ISBN978408746220320071025日│文庫│評価=◎おすすめ

<キャッチコピー>

官は十万以上の兵で、梁山泊への進攻を開始した。流花寨には趙安の軍が押し寄せ、呼延灼、関勝、穆弘がそれを迎え撃つ。呉用は流花寨の防衛に執心するが、官の狙いは別の所にあった。董万の大軍が息を潜め、急襲の秋を待っている。一方、孔明と童猛は官の造船所の襲撃を計画した。強固な防備の中、百名の寡兵で潜入を試みる。そして、ついに董万が疾風の如く動き出した。北方水滸、決死の13巻。

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