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2011.03.02

高平哲郎◎今夜は最高な日々

20110302

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ぼくがスタアにインタヴューしているとき、どんどん相手の話に引き込まれてしまうのは、会う前に考えていたよりずっとスタアが物知りだったということだ。

石原裕次郎さんは、モダン・ジャズはコルトレーンが死んで終わってしまったと語り、自分こそ世界一のチェット・ベイカーのレコードの収集家だと話してくれた。

小林旭さんは、ハヤカワ・ミステリを全巻持っていると聞いていますがと言うと「まさか」とハニかみ、

宍戸錠さんや山城新吾さんの、映画のことなら何でも知っているという姿勢が好きだった。

成田三樹夫さんには、俳句を教わり、読むべき本を推薦された。

川谷さんと室田さんは、マーロン・ブランドのことなら知らないことはなかった。

80年代初期で、ぼくのぼくらしいインタヴューは終わってしまったが、

ぼくが感じたスタアの素顔は、その誰もが、「何んでも知っている」自信にあふれた顔を持っていることだった。

◎今夜は最高な日々│高平哲郎 新潮社 │ISBN9784103264118 201008月│評価=○

<キャッチコピー>

編集者として、テレビの構成作家として、舞台やショーの演出家として、著者が駆け抜けた八〇年代は、いつも“笑い”と“音楽”に溢れていた。ジャズ、落語、テレビ、舞台、出版…。秘話満載、あの日、あの時の知られざる日本カルチャー。

<memo>

高平哲郎版1980年代日記。

高平哲郎■ ぼくたちの七〇年代

高平哲郎構成編集/宮崎三枝子■ 白く染まれ――ホワイトという場所と人々

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