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2011.04.13

北方謙三◎水滸伝18・乾坤の章

18

*

「わしは、山で朽ち果てるはずだった。夢もなく、恨みや憎しみも呑みこんで、人知れず消えていくはずだった」

「それが、派手な余生になったな、解珍」

「それよ。人生を、もう一度生き直したような気がする。そんなふうに思える人間など、どこにもおるまいのう」

「羨ましいかぎりだ」

「晃蓋殿や宋江殿もそうだが、あんたという男に会ったことが、わしの余生の彩りかのう、秦明殿。

この二竜山は、見たこともない夢であった。築きあげ、人を育て、別れていくあんたは、わしにいい夢を見せてくれている」

──「地速の星」(解珍と秦明)

◎水滸伝18・乾坤の章│北方謙三│集英社│ISBN9784087462722200803月│文庫│評価=◎おすすめ

<キャッチコピー>

童貫軍の猛攻撃が始まった。呼延灼は秘策をもってそれを迎え撃つ。梁山湖では李俊ひきいる水軍が、巨大な海鰍船と対峙していた。梁山泊に上陸される危険を背負いながら、幾百の船群に挑む。一方、二竜山も陥落の危機を迎えていた。趙安の進攻を一年以上耐え抜いた秦明は、総攻撃を決意する。楊春、解宝が出撃、そして、青面獣の名を継ぐ楊令が初めて騎馬隊の指揮を取る。北方水滸、死戦の18

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