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2011.04.14

北方謙三◎水滸伝19・旌旗の章

19

*

「宋江殿も、諦められたのですかな」

「あのお方に、諦めはない。私にない強さを、お持ちだ。闘えるだけ闘おう、と考えられているだろう。それが、戦で死んでいった者たちに対して、唯一できることだと」

「生きている人がいる。それは数多い。しかし、死んだ人間の多さは、無限に近いと思います。

無限の死の上に、数多い人の生はあるのではありませんか?」

「なにを言いたい?」

「死は、無意味であると。だから、私は自分で死ぬことができないのです」

──「天魁の星」(許貫忠と呉用)

◎水滸伝19・旌旗の章│北方謙三│集英社│ISBN9784087462821200804月発│文庫│評価=◎おすすめ

<キャッチコピー>

最終決戦の秋が訪れる。童貫はその存在の全てを懸けて総攻撃を仕掛けてきた。梁山泊は宋江自らが出陣して迎え撃つ。一方、流花寨にも趙安が進攻し、花栄が死力を尽くし防戦していた。壮絶な闘いによって同志が次々と戦死していく中、遂に童貫の首を取る好機が訪れる。史進と楊令は、童貫に向かって流星の如く駈けた。この国に光は射すのか。漢たちの志は民を救えるのか。北方水滸、永遠の最終巻

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