« さいとうたかを◎俺の後ろに立つな──さいとう・たかを劇画一代 | トップページ | 山口仲美◎日本語の古典 »

2011.05.19

鹿島茂◎「ワル姫さま」の系譜学──フランス王室を彩った女たち

20110519

*

フランスには、他の国では考えられないような格言があります。

「恋において幸せな王のみが偉大なことをなしうる」

つまり、美しい愛妾を手に入れて男としての能力に絶対の自信を持ったときにこそ、国王は内政においでも外交においでも最高の政治をなしうるということです。

ですから、フランス人は王様の恋にはとても寛大です。フランスでいまでも人気があるのはアンリ四世、ルイ十四世など、いずれも、たくさんの愛妾を抱えていた艶福家の王様たちです。

また、ミッテラン元大統領、シラク前大統領も、美しい愛人がいるという噂があったからこそ、国民は安心して政治を任せたのです。

──第4講 フランソワーズ・ド・フォワ

◎「ワル姫さま」の系譜学──フランス王室を彩った女たち│鹿島茂│講談社│ISBN9784062157872201009月│評価=○

<キャッチコピー>

稀代の悪女たちの競艶!複雑に絡まり合う、ルイ王制下の愛欲と野望の相関図。姫君たちは男を閨に誘い、男たちは姫君のために剣を抜く。鹿島茂の講談フランス王朝絵巻お色気風味! 400ページを超える大冊。14世紀以降のフランス王室裏面史。

<memo>

20115月、フランスの次期大統領選最有力候補だったドミニク・ストロスカーンIMF専務理事が性的暴行容疑で米国で逮捕された事件について、伝統的に政治家の異性関係は不問にする仏国では異例のメディアの報道合戦が激しさを増している、と読売新聞。

鹿島茂■悪女入門

鹿島茂★平成ジャングル探検

|

« さいとうたかを◎俺の後ろに立つな──さいとう・たかを劇画一代 | トップページ | 山口仲美◎日本語の古典 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鹿島茂◎「ワル姫さま」の系譜学──フランス王室を彩った女たち:

« さいとうたかを◎俺の後ろに立つな──さいとう・たかを劇画一代 | トップページ | 山口仲美◎日本語の古典 »