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2011.06.20

不破哲三◎不破哲三 時代の証言

20110620

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北朝鮮問題での日本政府の対応ぶりを見ていると、それが弱い。「制裁」とか「圧力」とか掛け声だけは威勢がよいが、肝心の交渉で物事を詰めてゆく外交戦略が見えません。

またどの関係国も、公然あるいは水面下の交渉ルートは手放さず、「圧力」を交渉の手段と位置づけているのに、日本はせっかく開けた交渉ルートさえすぐ放棄してしまいます。

民主党政権になってからは、拉致対策と称して「体制打倒」派の人物の日本招致まで行い、交渉への障害を自分から加重するという思慮に欠けた行為さえ重ねました。〔…〕

その日本が、何の外交戦略も持たず、戦前の軍部外交まがいの、「圧力をかけて相手側の屈服を待つ」方式にいつまでも低迷することは、

日本国民および東北アジアの平和に対する国際的責任から言っても、許されることではないでしょう。

◎不破哲三 時代の証言│不破哲三│中央公論新社│ISBN9784120042195201103月│評価=○

<キャッチコピー>

旧制一高在学中、16歳で日本共産党に入党し、書記局長、委員長、議長を歴任。連続当選11回の衆議院議員として18人の歴代首相と白熱の論議を展開し、「自主独立」を掲げて旧ソ連や中国の共産党とも論争した。81歳を迎えた今、自らの歩んだ半生と目撃してきた時代を語る。

<memo>

鉄鋼労連に勤め始めて半年ぐらいの頃でした。就職するときに「共産党員です」とは言わないですから、『前衛』の論文に「鉄鋼労連・上田建二郎」では具合が悪い。それでペンネームを考えました。その頃、野方の実家近くの「不破建設」というペンキ屋さんで争議があり、妻が応援に行っていました。その「不破」に「鉄鋼」の「鉄」をもじって「哲三」にした。 (本書)

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