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2011.08.01

立石勝規◎論説室の叛乱

20110801

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論説室での担当は社会部の先輩である前任者の「縄張り」をそのまま引き継いだ。彼に引き継ぎのとき、こう言われた。

「論説室で何を担当するかは利権だ」

定年前の論説委員の多くは、先輩たちが、そうだったように転出先は大学の教授と考えている。

論説委員時代、何を担当していたかで大学からの「お呼び」の量が違うという。「利権」とは、それを指しているらしい。

少子化時代を迎えて大学への入学者が減り、論説室への「お呼び」の量が減っているだけに、より切実だ。

自宅から通える東京周辺の大学の再就職先は、めっきり減り、名古屋、大阪、仙台、さらに青森、岡山、宮崎、長崎と遠距離組が増えている。

◎論説室の叛乱│立石勝規│講談社│ISBN9784062770026201107月│文庫│評価=△

<キャッチコピー>

論説室に集う癖だらけのエリート新聞記者たちの静かで熱い叛乱を描き、政界と国税の裏側に迫るドキュメントノベル。文庫オリジナル。

<memo>

ノンフィクション作家の立石ヤスノリ氏が小説を書いたのかと思い買ったら、これは元毎日新聞の立石カツノリ氏であった。金丸信、ナニワのタニマチ泉井純一、小沢一郎などの脱税をヒントに、新聞社の論説室を中心に社内派閥抗争を描いたもの。あとがきを含め著者がはしゃぎすぎ、ひとり悦に入っている感あり。

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