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2011.10.10

桂米朝◎桂米朝句集

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ところがやなぎ句会は、圧倒的に下戸が多い。それも一滴も飲めない完全な下戸。定例の句会でアルコールが出るというのは、まずありませんな。

 

この会の中では、私は少数派です。こんなに喧しい顔ぶれが寄っているのに、酒を飲まないというのは不思議だと、よく言われます。

 

ところが、酒を飲まないからといって、句作に集中しているわけやない。みんな、だべっているのが楽しくて、毎月集まっているんですな。

私ら酒飲みより下戸のほうがワアワアと賑やかです。

 

酒を飲まないから、喋らなしょうがないんですな。

けど、決して無駄な時間ではない。何の気兼ねもいらない仲間同士の馬鹿話には、役立つことも多いもんです。

 

──「四十周年、短いような長いような」

 

 

◎桂米朝句集│桂米朝│岩波書店│ISBN9784000258111201107月│評価=△

<キャッチコピー>

桂米朝師匠。俳句を嗜むことでも知られ、東京やなぎ句会発足時(昭和44年)からのメンバーである。俳号は「米」の字にちなみ八十八。桂米朝初めての句集。東京やなぎ句会で詠まれた作品を中心に収録。その高座同様に粋で端正な俳句から、遊び心あふれる破礼句まで、米朝俳句の多彩な表情が味わえる。

<memo>

上掲の随筆は、東京やなぎ句会編『五・七・五──句宴四十年』から再掲されたもの。以下、酒にまつわる10句を紹介。

稲妻の帰りたくない夜の酒

三の酉君等まっすぐ帰るのか

待人来ず又酒にするカビの宿

浴衣がけだんじり囃子はもの皮

十年をヒレ酒二杯埋め去り

鴨鍋を少し残せし恨みかな

夜は雪という予報あり酒にする

初燕花見小路をぬけゆけり

法善寺ぬけて帰ろうはるの雨

もう一本たのむよと云う京しぐれ

 

東京やなぎ句会■ 友あり駄句あり三十年

東京やなぎ句会◆五・七・五――句宴四十年

桂米朝■私の履歴書

 

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