山折哲雄◎激しく考え、やさしく語る
〔鶴見俊輔〕氏の作品を愛読していた私はその思想や生き方からじつに多くの影響を受けることになった。
とりわけ忘れられないのは、
「相手を批評するときは、まずおのれの背中に大刀をつき刺し、腹に出たきっ先で相手を突く」
という言葉だった。
#山折哲雄◎#激しく考え、やさしく語る #私の履歴書 2019.03/日本経済新聞出版社
宗教学者の多彩な半生と精神遍歴を綴った日経新聞連載の「私の履歴書」。担当した宮川匡司記者が「精神のドラマと生身の体験」をさらに深く聞き出したインタビューが併録されており、読みごたえがある。
夜中に目覚めぐずぐずしていると妄想が出てくる。「想像というのは、一つの物語をつくり出していくんですが、妄想には物語はない。断片的な破片のような、いろんな妄想が出てくる」。
著者の“わが老人3原則”、食べ過ぎない、飲み過ぎない、人に会い過ぎない、に加え新たな生活のリズムとして、“3三昧”が加わったという。すなわち昼寝三昧、妄想三昧、執筆三昧。
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