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2019.10.04

石井妙子◎日本の天井――時代を変えた「第一号」の女たち

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  よくよく聞きましたら、志ん朝師匠は私が落語界に入ってきた時から嫌でしょうがなかったって。〔…〕

 志ん朝師匠は、

『だから、お前が余興の玉すだれやったり、かっぽれやったり、そんなのはいいんだよ。

でも落語だけは嫌なんだよ、落語を女がするっていうのが嫌なんだよ。

お前だからじゃないんだよ』って。

 

――第7章 望んだのは優遇ではなく、同等の扱い――落語家・三遊亭歌る多


石井妙子◎日本の天井――時代を変えた「第一号」の女たち  2019.06/KADOKAWA

 

「ガラスの天井」、グラスシーリングという言葉がある。職場での昇進を阻む、目に見えない制限。多く、組織内で男性が優遇され、能力のある女性が要職に就けない状態をいう。

「日本にも、もちろん『ガラスの天井』はあった。いや、それは透明なガラスなどではない。ガラスではなく鉄か鉛でできており、見上げても青空を見ることさえできない」と著者。

登場するのは、……。高島屋取締役、石原一子。囲碁棋士、杉内壽子。男女雇用機会均等法、赤松良子。登山家、田部井淳子。漫画家、池田理代子。NHKアナウンサー、山根基世。そして上掲の落語家三遊亭歌る多。

石井妙子◎日本の天井

 

 

 

 

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